「机上価格査定」と「訪問査定」の2種類
不動産査定には大きく分けて2種類の方法が存在しています。具体的には「机上価格査定」と「訪問査定」の2種類。今回はそれぞれの特徴と仕組みを紹介していきましょう。
机上価格査定
まず、机上価格査定はその名の通り机上で行う査定のこと。
インターネットで申し込むことが多いことから「ネット査定」と呼ばれたりもします。他にも「簡易査定」という呼び方があります。
机上価格査定では物件の種別や不動産のあるエリア、最寄り駅まで歩いて、またはバスでどのくらいか、物件の広さや間取りはどのようなものか、駐車場は存在するか、築何年かなどの情報をもとに査定価格を決定するのです。
加えて近くのエリアの売り出し事例や製薬事例も考慮。すべてを踏まえたうえで、これから3か月以内に売れたとしての想定査定価格が提示されます。
最近は必要な情報を一度入力するだけで複数社に机上価格査定をお願いできる、一括査定サイトも人気があります。
正確な価格ではありませんが、複数社のおおよその価格を知るには有効でしょう。
ただ、バルコニーからの眺めが良い、リフォームによってキッチン設備が最新になっているなど、細かい部分は考慮できません。こういった要素をアピールするには訪問査定が必要になります。
訪問査定
訪問査定は不動産会社の人が直接やってきて、実際に住宅をチェックすると言うもの。
先ほどあげた要素に加え、物件の日当たりや眺望、水回りやドアなどの設備の状態、近隣のスーパーやコンビニの規模、近隣の施設の利便性などがチェックされます。
住宅購入時の書類やリフォームに関する書類などを用意しておくと話がスムーズに進むでしょう。他にもアピールしたいポイントがあれば事前にメモしておきます。
当日は緊張感から言いたいことを忘れてしまうことがあるのです。査定にかかる時間は1時間半から2時間ほど。査定が終わったら数日後に詳細な査定価格の書類が提示されます。
どちらも無料で行ってくれるので、まずは机上価格査定。それから訪問査定を行ってください。